☆茶道用語

🔷茶室とその庭に関する用語

 躙口(にじりぐち)

茶室専用の出入り口を指す用語です。

66cm四方の小さな入り口は、膝を折って頭を下げて入り、出るときも頭から出ます。

大阪枚方の川に浮かぶ舟を見て千利休が思いついたと言われおり、同じように頭を下げて出入りすることから、身分に関係なく皆平等であるという千利休の茶室に対する思いの込められた演出が光っています。

小間(こま)

四畳半以下の茶室を指す用語で小座敷ともいいます。

飾りの場所が床だけに限定され、棚もないので手前の道具を水屋から運び出す「運び手前」を用います。

 広間(ひろま)

四畳半以上の茶室のことを指す用語で、小間とは違い、床の他に棚や書院を設ける事が出来、普通の座敷のように縁がつくこともあります。

水屋(みずや)

茶室に付随する、準備や片づけ、器物を収納する部屋を指す用語です。

 茶室の大きさや流派や好みによって様式は一定ではありませんが、水皿(みざら)に水屋棚、物入や炉などが備えられます。

露地(ろじ)

茶室の庭を指す用語ですが、茶室から眺めるための庭ではなく、茶室へ通る道という概念が持たれています。

 千利休は、俗世から神聖な茶の湯の空間への道として「浮き世の外ノ道」と呼びました。

寄付(よりつき)・待合(まちあい)

露地に設置された、茶室に入る前の控え室を指す用語になります。

 大寄せのお茶会であれば、広間の隣室や縁側を寄付として使用されることが多く、茶事の際には腰掛待合でお客様は服装を正して心を静めながら亭主の案内を待ちます。

蹲踞(つくばい)

露地の茶室に近い場所に設けられた手洗い場所を指す用語です。

 お客様が乗る「前石(まえいし)」、湯桶を置く「湯桶石(ゆおけいし)」、提灯を置く「手燭石(てしょくいし)」と「水門(すいもん)」、「手水鉢(ちょうずばち)」で構成され、手水鉢で両手を清め、口をすすいで茶室に入ります。

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道具に関する用語、人物に関する用語等を紹介予定です!

申し訳ありません。

準備が整い次第、公開いたしますのでしばらくお待ち願います。